【健康】血糖値をコントロールしましょうというお話
はじめに
以前の記事でも書きましたが、視神経炎という病気になり、治療のために入院をしていました。入院中は毎回の食事前に必ず血糖値を測っていたんですが、そのせいもあって「血糖値ってよく耳にするけど何なんだろう」という疑問が湧いたのです。で、いろいろ調べてみたら面白かったのでブログに書いておこうと思った次第です。
読む前の注意
僕は医療についてはド素人です。血糖値について書かれている色々なサイトからつまみ食いして、自分の頭の中で「こんな感じかなぁ」といった程度の整理、解釈しかしていませんので、間違っている部分もあると思います。ただの「読み物」としてご覧ください。
そもそも血糖値とは
血液中のブドウ糖の濃度のことです。ご飯を食べると上がります。お米、パン、麺類なんかの炭水化物を多く含む食べ物は特に上がりやすいようです。なぜなら炭水化物は唾液やらなんやらでブドウ糖に変わるから。血糖値が常に高い状態だと糖尿病とかになってしまうそうですよ。怖いですね。
近所のラーメン屋へ行きます
ラーメン大盛とチャーハンを注文。僕、けっこう早食いなんですよね。あんまり噛まずに飲み込んじゃうから。コレ良くないらしいです。しかも麺と米。最悪です。
炭水化物のような糖質を多く含むものを一気に食べると血糖値が急激に上がります。この「急激に」というのが最悪です。
まずは普通に食べた場合。
普通にご飯を食べるだけでも血糖値は徐々に上がります。血糖値が上がると、すい臓からインスリンが分泌されます。このインスリンは血液中のブドウ糖を体中の細胞へ運びます。ブドウ糖は運ばれた先でエネルギーとして使われます。使われなかったブドウ糖は脂肪となり蓄えられます。こうして血糖値は徐々に下がっていきます。
次にドカ食いした場合。
血糖値が急上昇。その結果インスリンも大量分泌。そして血糖値が急下降。するとどうなるか。脳が勘違いするんですね。「あれ？さっきまで大量にあったブドウ糖がもう無いじゃん？もしかして今ヤバい状態なのか！？もっと食え食え！エネルギー尽きて死んじゃうよ！」って。
家に帰ってきました
ラーメン大盛とチャーハンをドカ食いした僕。お腹も大満足の状態で家に着きました。ふとテーブルを見ると、ポテトチップス（コンソメWパンチ）が置いてあるじゃないですか。おもむろに袋をあけてムシャムシャ食べる僕。お腹空いてないのに。むしろちょっと胸ヤケしてるぐらいなのに。
ポテトチップスを食べたら喉が渇いたので麦茶でも飲もうかと冷蔵庫を開けると「カントリーマアム チョコまみれ」が目に入りました。２、３個パクパク。もうおかしいです。なぜこんな事が起きるのか。脳が勘違いしているからです。脳に「もっと食え」って命令されているから食べたくなっちゃうのです。「我慢しろ」とかそういう問題じゃないんです。脳に行動をコントロールされてしまっているのです。
さらにですね、美味しいものを食べて血糖値が上がると、ナントカっていう脳内麻薬的なものが分泌されて幸せで気持ち良くなっちゃうらしいです。血糖値が下がってその幸福感がおさまるってくるとどうなるでしょうか。脳がこう思うんですね。「ああ！さっきの気持ちいい感じになりたい。もっと食え食え！」って。
お菓子をバキバキに食べたことで、血糖値がまた急上昇。インスリンにより血糖値が急下降。そして無限ループをさまよった結果、体重増加です。
体重が増えるぐらいならまだマシです。このように血糖値の激しい上下運動を繰り返すうちに、すい臓が疲弊してきてインスリンの分泌量が減っていきます。そうなると糖尿病になり、血管がボロボロになったりして他の病気も発症するようです。もし腎臓がやられてしまうと人工透析が必要になります。１回５時間を週３回ですよ？
どうしたら良いんでしょう？
血糖値が「急上昇」しないようにすれば良いのです。食べる順番を工夫することで「急上昇」は防げるそうです。食物繊維が多く含まれるものを食べると、その後の糖質の吸収が緩やかになるとか。だから最初は野菜を食べるようにしました。そして糖質を多く含む白いご飯は最後に。
あと、よく噛んでゆっくり食べることも大事です。僕は一口食べたら箸を置き、40回数えるようにしました。
こういう食べ方をすると血糖値は緩やかに変化し、脳も勘違いをしなくなります。
おわりに
上に書いた食べ方をするようになって1ヶ月ぐらいしか経っていませんが、間食を全くしなくなりました。目の前にお菓子があっても、しかも袋が開いた状態であったとしても食べていません。以前の僕には考えられない事です。しかも我慢しているワケでもないのです。ポテトチップスを見ても、消しゴムを見ている時と同じ気持ちで見つめる事ができています。
人の身体は不思議なものだなぁと思いました。自分の意志で動いていると思っていたら、脳にコントロールされていたんですよね。今では逆に脳をコントロールできているような気がしています。
今回は以上です。ありがとうございました。