【健康】視神経炎になったお話

2021年10月30日健康,視神経炎

はじめに

視神経炎という目の病気になってしまいました。まだ完全に治ったワケではありませんが、ここまでの経緯を書いておこうと思います。

病状の進行具合や治療後の経過などは、あくまでも「僕の場合はこうだった」というものですので、参考程度にとどめておいてください。あと、病気について、担当の先生から聞いたり、ネットで調べたりしましたが、僕が間違って解釈している部分もあるかと思いますのでご了承ください。

9月30日(木)

朝の通勤途中に視界の右上部分が白っぽく霞んでいることに気付きました。実は3日程前から左目にほんの軽い痛みがあったんですが、「そのうち治るだろ」と思い病院には行っていませんでした。この霞みは急激に広まっていってこの日の夕方には視界の全体に薄い霧がかかっているような感じになりました。

10月1日(金)

仕事を休んで眼科に行ったら「目の神経に炎症が起きている」と言われ、大きな医療センターを紹介されました。

10月4日(月)

医療センターへ。あれこれと目の検査をして「左視神経炎」と診断されました。

視神経炎は、身体の他の部分の病気が原因で発症する場合もあるそうで、まずはその心配を取り除くために「頭部MRI検査」と「血液検査」を行いました。ネットでも調べましたが「多発性硬化症」という病気が原因である事が多いそうです。

MRIと血液検査の結果は後日になりましたが、結局どちらにも異常はなく、他の病気が原因ということはなくなりました。ただ、こうなると炎症を起こしている原因がはっきりとは分からないそうです。この場合の病名は「特発性視神経炎」というものになり、この「特発性」というのは原因が分からない時に使う言葉のようです。

視神経の炎症がおさまれば視力も回復してくる。視力がどこまで戻るかは人による。特に治療をしなくても炎症は自然に治る。だいたい2週間ぐらいで視力が回復し始める。などなど、先生からの説明を聞きました。

回復期間を短くしたいなら「ステロイドパルス療法」というものがある事も聞きました。ステロイドの点滴を行うことで、短期間で炎症を鎮める事ができるそうですが、副作用があることと、そのために入院しなければいけないこと、最終的な視力には影響しないことを聞き、自然に治るまで待つことを選択しました。

10月7日(木)

医療センターへ。この頃になると目の痛みが少し大きくなっていました。特に眼球を動かしたとき。

視力の方も白い霞みが濃くなっている様な気がして、見たい部分が白く欠けてしまうといった感じです。が、発症から1週間だしそんなもんかと思っていました。この頃は割りと楽観的な感じ。とりあえず次の診察まで様子見ということで。

10月13日(水)

医療センターへ。この1週間で視力がだいぶ悪化しました。全体的に暗くなり、左目で照明を見ても眩しく感じなくなりました。視野の中央部分の霞みが濃くなり、目の前にいる人の顔が見えなくなりました。

先生からも「2週間経ってもまだ炎症がおさまる様子がないので、ステロイドやってみるのも一つの手かなぁと思いますけど、どうしますか」と言われましたが、炎症がおさまるまでの期間には当然個人差があるということを聞いていたのと、ステロイドの副作用のことが頭にあったので、もう少しだけ様子見する事に決めました。

10月15日(金)

スマホのメモより。「ほとんど見えない。輪郭がボンヤリ薄暗い。」

10月16日(土)

スマホのメモより。「左中段と左上がボンヤリ薄暗くみえる。それ以外は真っ暗で何も見えない。」

10月17日(日)

スマホのメモより。「少し良くなってる気がする。左側の見える範囲がほんの少し広くなった。少しだけ明るくなった。←全部気のせいだった。変わってない」

10月18日(月)

医療センターへ。

この時の僕の左目の視界はこんな感じでした↓。

もうね、ホント怖かったです。どんどん視界が暗くなっていって、見える範囲も狭くなっていきました。「もう左目は覚悟しないといけないかもなぁ」とか「もし右目も同じ病気になったらどうなるんだろう」とか「これから成長していく子供の顔が見られなくなるのか」とか悪いことばかり考えていました。

ステロイドを使うことにしました。翌日から入院ということになり、この日は採血とPCR検査を受けて帰宅。

10月19日(火)

入院1日目。

14:00
ステロイドの点滴開始

16:00
終了。特に身体に異常はナシ。

19:00
少し頭が痛くなる。

00:30
手と足の先がジンジンする。痛くはない。

03:00
肘から下の部分に筋肉痛のような軽い痛み。

10月20日(水)

入院2日目。

06:30
起床。腕の違和感はなくなった。視界の中央上部から右上部にかけて見えるようになってる。まだ薄暗いけど。

10:00
点滴開始。

11:00
左下、中央下、右下もボンヤリ薄暗いけど見えるようになった。

12:00
点滴終了。

17:00
真ん中と右側に残っている真っ暗な部分が少し小さくなった。

昨日みたいな手の異常は起きなかった。

10月21日(木)

入院3日目。

06:30
起床。上の見える部分が少し広くなった。見えてる部分が少し明るくなった気がする。

08:30
診察。炎症が少しおさまっているとのこと。明日退院することに。

10:30
点滴開始。

14:00
点滴終了。真ん中と右下に残っている黒い部分が小さくなった。

21:00
黒い部分が小さくなっている気がする。

10月22日(金)

退院日。

06:00
起床。真ん中と右下に見えない部分がある。小さくはなっている。

08:30
診察。さらに炎症はおさまってきている。予定通り今日退院。次回の診察は10月25日(月)。その時の状態によっては、もう一度入院して点滴治療を行うとのこと。

10:00
退院。

おわりに

この記事は退院日に書いています。なので視力はまだ完全には回復していません。病気になる前を10としたら、今は3ぐらいでしょうか。どのように見えているかを説明するのは難しいですが、「レースのカーテン越しに薄暗い部屋を見ている」というのが近いと思います。

この病気は2割から3割ぐらいの人に再発するそうです。当然、再発しないようにしたいのですが、僕の場合は病気の原因がハッキリしないので、何に気を付けなくてはいけないのか分かりません。とりあえずタバコやめました。揚げ物も控えるようにします。少しでも目に異常を感じたらすぐに病院に行きます。

そして、もし再発したらすぐにステロイドでの治療を選択します。そのぐらい効果がありました。僕の場合は。

まだしばらくは病院通いが続くと思います。視力もどこまで回復するか分かりませんが、1年ぐらいかかって元に戻る人もいるそうなので気長に待つことにします。悪くなる一方だったものが、今は徐々に良くなっているので、だいぶ気が楽になりました。

今回、はじめて大きな病気にかかった事で、自分の健康について真剣に考えるようになりました。せめて子供が成人するまでは元気にいられるように、特に食生活の改善をしていきたいと思います。

この病気の経過については、時々ブログで書いていこうと思います。

今回は以上です。ありがとうございました。

Posted by ナカタ